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レザーノート

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Sandbox環境の作成・変更セット方法

吉田 知弘

更新日:2024年12月12日



サムネイル


こんにちは!

ネクスト・アイ 森本です🐧

今回は、Salesforceのシステム初学者の方がつまづきがちな

Sandbox環境の作成方法と、

本番環境への移行までをご紹介したいと思います!


 

目次:

1.Sandboxとは?

・どんな場面で使えるか

2.Sandbox環境の作成方法

3.本番環境への変更セット方法

4.まとめ

 

1.Sandboxとは?

SalesforceのSandboxとは、ビジネスで使う本番の環境や設定を使う前に

テストするための「練習用の場所」のようなものです。



・どんな場面で使えるか

たとえばSalesforceを本格的に活用している会社では、日々の営業活動やお客様の情報をシステムに入力しますよね。

この大事な本番環境で、突然新しいツールを追加したり、

設定を変えたりするのはとてもリスクが高いです。

もしかしたらミスがあったり、大事なデータが消えてしまったり、システムが動かなかったり…。


そんなトラブルを防止するために活用されているのがこのSandboxのシステムです。

Salesforceを新規作成する時や新しい営業プロセスを導入する場合、


 ○Sandbox作成

    ↓

 ○Sandbox内で画面や新機能作成・テスト

    ↓

 ○本番環境へ移行


が一般的な流れとなります。


 

2.Sandbox環境の作成方法

①Salesforceにログインする

ログイン画面(本番環境)

まず、Salesforce の管理者アカウントでログインします。 通常のログイン画面から ID とパスワードを入力してログインしてください。


②設定メニューにアクセス

設定メニューへの遷移(本番)

画面右上の「⚙️設定」アイコンをクリックして、「設定」メニューに移動します。


③Sandboxの設定を開く

Sandbox設定画面検索

設定メニュー内で、検索バーに「Sandbox」と入力し、「Sandbox」をクリックします。


④「新規Sandbox」ボタンを押下

Sandbox新規作成画面

「Sandbox」画面が表示されたら、右上の「新規Sandbox」ボタンをクリックして新しいSandboxを作成します。


⑤Sandbox名とテンプレートを設定する

Sandbox名・テンプレート設定

「新規Sandbox作成」画面では、以下の内容を設定します。

  • Sandbox情報:名前の記入、作成元を選択します。

  • Sandboxライセンス:どのタイプのSandboxを作成するかを選択します。

    • Developer

        データ量: 設定やメタデータのみ。小規模の開発やテスト向き

        リフレッシュ間隔: 1日ごとにリフレッシュ可能。

    • Developer Pro

        データ量: Developerと同じく、設定やメタデータのみ。

             中規模の開発やテスト向き

        リフレッシュ間隔: 1日ごとにリフレッシュ可能。

    • Partial Copy

        データ量: 設定やメタデータに加えて、本番環境の一部のデータ

            (例: オブジェクトの一部やサンプルレコード)を

             コピーできる。

             UAT(ユーザー受け入れテスト)やトレーニング環境向き

        リフレッシュ間隔: 5日ごとにリフレッシュ可能。

    • Full

        データ量: 本番環境のすべてのデータと設定を完全にコピー。

        リフレッシュ間隔: 29日ごとにリフレッシュ可能。


⑥Sandboxの作成

Sandbox作成

設定が完了したら、「作成」ボタンをクリックします。これで Sandbox の作成が始まります。

作成には1時間~半日程度かかりますので、気長に待ちましょう。


⑦Sandboxのアクセス

Sandbox が作成されると、一覧に表示されるようになります。

Sandbox 名の左横にある「ログイン」ボタンをクリックして、

そのSandbox環境にログインできます。



 


3.本番環境への変更セット方法

Sandbox環境で実装やテストが無事終わった後は、いよいよその内容を本番に適用する作業に移っていきます!


①Sandbox環境にログイン

 ※通常のログイン画面とは異なり、「Sandboxにログイン」ボタンが

  表示されているのが目印です。

Sandboxログイン画面

②設定メニューにアクセス

設定メニューへの遷移(Sandbox)

画面右上の「⚙️設定」アイコンをクリックし、設定メニューを開きます。


③送信変更セットの作成

送信変更セット画面検索

設定メニューの見方の検索バーに「変更セット」と入力し、「送信済みの変更セット」をクリックします。

※リリースの理解が表示された場合はそのまま[次へ]クリック


  1. [新規]クリック

  2. 名前(任意)、説明を入力して[保存]クリック

  3. 変更セットコンポーネント[追加]クリック

  4. コンポーネントの種類で本番に移行したいコンポーネントの種類を指定

  5. コンポーネントにチェックを付けて[変更セットに追加]クリック

    (移行したいコンポーネントを全て追加できるまで4,5を繰り返す)

     ※カスタム項目を移行する場合は、プロファイル(含まれているコンポーネントの

      プロファイル設定)も移行が必要です

  6. 変更セットの詳細の[アップロード]クリック

  7. 対象組織の「本番」を指定

  8. [アップロード]クリック →連絡通知メールが送信されます



③本番環境でログイン

最後にSandboxでアップロードした送信変更セットを本番で「受信変更セット」を

使用して本番に反映させます。

本番環境ログイン画面2

④設定メニューにアクセス

設定メニューへの遷移(本番)2

画面右上の「⚙️設定」アイコンをクリックし、設定メニューを開きます。


⑤受信変更セットの使用

受信変更セット方法

設定メニューの見方の検索バーに「変更セット」と入力し、「送信済みの変更セット」をクリックします。

※リリースの理解が表示されている場合は[次へ]クリック


  1. Sandboxの送信変更セットでアップロードした変更セットの[リリース]クリック

  2. 「デフォルト」を指定

  3. [リリース]クリック

  4. 警告メッセージが出たら[OK]クリック 

    ※リリースして本番反映後は元に戻らないので、本当に反映で問題ないか

     確認してくださいね!


受信変更セット画面に「リリース状況:成功」が表示されると

本番への実装(反映)完了です!


 

4.まとめ

いかがだったでしょうか?

送信変更セット以降は特に入り組んだ操作があったり、ケースによって違いも出やすい

ところなので、都度確認しながら作業してもらえたら(^^ )

ここまでの大まかな内容のまとめです!


  1. Sandbox環境の作成

  2. (Sandbox環境での画面や新機能作成・テスト)

  3. Sandbox環境で送信変更セット作成

  4. 本番環境で受信変更セット使用



ここまでお読みいただきありがとうございました。

○こんな設定の説明もほしい!この記事の内容をもっと深堀りしてほしい などあれば、

 お気軽にコメントなどでお知らせください♪



 
 
 

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