こんにちは!ネクスト・アイの弓場です。
今回は、「Salesforceでデータを誤って削除してしまった時の復元方法」と「データの誤削除を未然に防ぐために気を付けるべきポイント」について、詳しく解説していきます。これを参考に、安心してデータを管理できる環境を整えましょう!
目次
ごみ箱からの復元
重要なデータを削除しないためには
まとめ
1.ごみ箱からのデータ復元
Salesforceの「ごみ箱」とは、削除されたレコードを一時的に保存する機能です。
削除してもすぐにデータが消えるわけではなく、一定期間はごみ箱に保持されるため、誤って削除したデータを復元することができます。
※注意点としては、データローダーを使用してharddeleteしたデータなどはごみ箱に残らず完全にデータが消えてしまいます。
Salesforceの誤操作などで削除してしまったデータのみが復元対象となります。
データ復元方法
①画面左上の「アプリケーションランチャー」からごみ箱にアクセス
②復元したいレコードを選びチェックボックスにチェックを入れる
※自身が削除したデータを復元する際は「私のごみ箱」から復元可能です。
システム管理者であれば他の人が削除したものも「組織のごみ箱」から復元可能です。
③画面右上の復元ボタンをクリック
注意点
ごみ箱でのデータの保存期間は15日間です。それを過ぎてしまうとごみ箱内にあるデータは自動的に完全削除され、二度と復元できなくなってしまいます。また、ごみ箱の容量を超過した場合にもデータは自動的に削除されてしまうのでデータを誤って削除してしまった際には迅速にデータ復旧を行う必要があります。
ごみ箱から復元したデータは基本的にはすべて復元されます。 一部例外として、参照関係の親データが削除されている場合などは子データを復元しても参照項目が空白になります。 ※主従関係にあるデータを復元した場合は、主データを復元すると紐づく従データもすべて復元されます。
2.重要なデータを削除しないためには
ごみ箱からのデータの復元方法について前項でご紹介しましたが、ここからはそもそも誤ってデータを削除しないためにはどのような事に気を付けるべきかについてご紹介します。
権限管理の徹底
Salesforceにはプロファイル設定や権限セット、共有設定などさまざまな権限管理の方法があります。権限でデータの参照権限・編集権限・削除権限など細かく設定することが可能となります。 システム管理者やマネージャーのみに削除の権限を付与するなど、Salesforce権限管理を適切に行うことで、誤ってデータを削除してしまうといったシチュエーションを減らすことが可能となります。
削除前に気づける仕組み作り
誤削除を防ぐため、削除前にデータを慎重に確認するプロセスを導入するといった対策も有効です。例えば、重要なレコードに対しては削除前に削除申請などの承認を設けて、承認がされないと削除ができないようにするなどの設定をすることで、重要なデータを誤って削除することを未然に防げます。
3.まとめ
誤削除が発生しても、適切な手順で迅速に対応すればデータ復元することが可能です。しかし、それ以上に重要なのは誤削除が起きない仕組みづくりです。日頃からの定期的なバックアップ、削除権限の管理、削除前の確認プロセスの導入によって、トラブルを未然に防ぐことができます。
Salesforceのデータ管理を効果的に行い、ビジネスに安心感をもたらしましょう!
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