次世代業務基盤へ ― UMSaaSCloudとSalesforceで実現するDX
- 河野 成将
- 12 分前
- 読了時間: 5分
こんにちは。ネクスト・アイの河野です。
前回は『UM SaaS Cloud パートナー会』について紹介をしましたが、今回は『UM SaaS Cloud』という製品について紹介します。
「UM SaaS Cloudって何?」「聞いたことはあるけどよく知らない」という方にもわかりやすく解説していますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
1.『UM SaaS Cloud』とは

『UM SaaS Cloud』とは、株式会社シナプスイノベーション様の製品で、製造業向けに見積積算から受発注、生産管理までをSaaS管理する販売購買・生産管理ツールです。
紙やExcel管理にて運用されている生産管理を中心にオールクラウドでのシステム化を実現します。
弊社は2024年6月より、株式会社シナプスイノベーション様と『UM SaaS Cloud』導入・販売パートナー契約を締結し、お客様のDX実現に向けて最適なソリューションをご提供してまいりました。締結後は、4社ほどのお客様への導入・支援を行ってまいりました。
今回はそんな『UM SaaS Cloud』について紹介します!
2.具体的に何ができるの?

『UM SaaS Cloud』では、主に2つのモジュール「UM工程進捗」「UM販売購買」を使用します。
➀「UM工程進捗」
「UM工程進捗」は、最新鋭のクラウド型生産管理システムです。 生産計画から所要量計算、進捗や原価にわたる幅広いものづくり情報を総合的に管理します。
進捗・状況が一目で容易に確認できることや様々な生産形態・生産方式に対応していることが大きな特徴です。
➁「UM販売購買」
「UM販売購買」は、製造業に特化したクラウド販売・購買管理システムです。「Salesforce」基盤上にデータを保持し、販売購買業務に関わる様々な情報を参照しながら業務を回していくことができるため、業務改善に役立ちます。
受発注に関わるシステムの二重入力の手間を解消できることや現場をリアルタイムに把握し、稼働率の低下やキャパオーバーの回避ができる点が大きな特徴です。
今回は、製造業のよくある課題と『UM SaaS Cloud』でできることを比較して少し紹介します。
製造業のよくある課題 | 『UM SaaS Cloud』でできること |
❌受注後の仕様変更に対応できない、対応が遅れる。
❌受注生産方式の場合、入荷から納入にかかるリードタイムを見込んだ生産計画の立案が必要で、納期の調整や管理が難しい。
❌機械の稼働率や負荷状況を簡単に把握できない
| ✅受注後の仕様変更も対応可能。設計変更や部品表のバージョン管理できる。変更部分だけを所要量計算に反映させることが可能。 ✅受注に紐づく製番から製造進捗がわかるので納期管理が容易。 ✅現場にいなくても稼働率や負荷状況が見えるので、適切な管理が可能 |
このように、『UM SaaS Cloud』を導入すると、様々な製造業の課題を解決できます。
3.「Salesforce」と連携するメリット
・「Salesforce」とは?
「Salesforce」は、世界的に利用されているCRM(顧客関係管理)プラットフォームです。商談・見積・活動・予測などの営業活動全体を一元管理できるため、営業効率の向上や売上の可視化に大きく貢献します。
➀ 一気通貫の業務フロー
見積 → 受注 → 生産 → 納品 → 売上 → 原価分析
この流れを1つの連携された仕組みで管理できるため、部門間の情報断絶を防ぐことができます。
➁ レポート・分析の統合
Salesforce:商談、営業KPI、予測
UM SaaS Cloud:出荷実績、在庫推移、原価分析
両者のデータを活用して、全社的な意思決定が加速します。
➂ 営業と製造のリアルタイム連携
『Salesforce』で受注した情報を、『UM SaaS Cloud』へ自動連携することで、製造指示・在庫確認・出荷までの処理がシームレスに行えます。
➃ 需要の予測
受注生産・見込み生産方式の企業には嬉しい「需要の予測」が可能になります。「Salesforce」の「Manufacturing Cloud」と連携すると、需要を予測することが可能で、半製品の管理などが、行いやすくなります。「Manufacturing Cloud」は、製造業の営業プロセスや計画業務にマッチするように設計されております。

まとめ
・営業力と業務の高度化を可能にする
・全社データの連携と活用がスムーズになる
・「営業と現場の分断」問題を解消
4.こんなあなたにおすすめ!

下記のいずれか1つでも当てはまる企業様は、『UM SaaS Cloud』の導入をぜひとも選択肢の1つに加えていただければと思います!
・製造業特有の業務にフィットするクラウドを探している
・ERPは大規模すぎるが、Excelや属人化から脱却したい
・受注・発注・在庫・製番・原価といった製造業特有のプロセスを、ノーコードで柔軟に構築したい
・営業から製造まで、一気通貫の業務フローを構築したい
・紙・手書き・メールなどアナログな業務を効率化したい
・Salesforceと連携して、顧客情報と業務情報をつなげたい
このような企業様はぜひご検討ください!
より詳細を知りたい方はこちら → https://www.umsaascloud.jp/
まとめ
今回は、『UM SaaS Cloud』についてご紹介しました。
記事の内容以外にも、さまざまな機能が備え付けられている『UM SaaS Cloud』は、
製造業の抱える課題を網羅してしまうようなパッケージです。
この記事が、少しでも「業務管理に悩んでいる」「業務効率化をしたい」といった方の参考になれば幸いです。
最後までご愛読いただきありがとうございました。
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