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レザーノート

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  • 執筆者の写真長谷川 玖流

Salesforce「データローダー」のインストール方法

更新日:4月17日


まず初めにデータローダー(DataLoader)とはなんなのか、どういった場面で使用されるかをご説明させていただきます。

データローダーはSalesforceのアプリケーションの一つで、主にデータの一括登録や削除、出力などで使用されます。

使用される場面としては、インポートウィザードでは取り込めない件数のレコードを読み込む必要があったり、バックアップのためにデータをエクスポートする際に使用されます。



アジェンダ

  • データローダーの機能

  • データローダーとインポートウィザードの比較

  • データローダーのインストール方法

  • エラーの紹介

※今回はWindows版のご紹介をさせていただきます。Mac版は次回ご紹介予定です。


データローダーの機能

データローダーは7つの機能が備わっています。

1.Insert→データの新規登録

2.Update→既存データの更新

3.Upsert→データの登録・既存データの更新

4.Delete→データの削除(論理削除)

5.Hard Delete→レコードの完全削除(物理削除)

6.Export→データの出力

7.Export ALL→データの全出力


Salesforceの機能の1つであるインポートウィザードも取込に活用することができます。

インポートウィザードとの違いを参考として以下に記載しておきます。


データローダーとインポートウィザード※の比較

【レコード数の制限】

インポートウィザードは 50,000 件が上限

データローダーは 5,000,000 件が上限

【機能比較】

インポートウィザードは、Insert、Update、Upsertの3つの機能が備わっています。データローダは冒頭でも記載している通り、Insert、Update、Upsert、Hard Delete、Delete、Export、Exportの6つの機能が備わっています。

【取引先と取引先責任者】

インポートウィザードは、取引先と取引先責任者に限って一つのファイルから一度にまとめて取り込む事が可能です。

データローダーは、取引先と取引先責任者を同時に取り込む事はできないため、別々のファイルを使用して取り込む必要があります。

【重複管理】

インポートウィザードは、取引先の会社名、取引先責任者とリードの名前やメールアドレスから一致条件を選択する事で重複の管理ができる重複管理機能が備わっています。

データローダーではインポートウィザードのように重複の検知はできず、重複ルールを作成する必要があります。

【使い分け】

インポートウィザードは少量で取引先と取引先責任者を同時に取り込みたい時などに使用されます。一方データローダーは大量かつ複雑なデータの取り込みやデータの削除、抽出に使用されます。


※インポートウィザーにつきましてはこちらの記事をご参照ください


では、実際にWindows版インストール方法をご紹介させていただきます。

 

データローダーインストール方法


データローダーの使用にはJavaのダウンロード及びインストールが必要になるため、Azulのダウンロードページから「Azul Zulu Builds of OpenJDK」をダウンロードします。Windowsの場合はこちら

MacOSの場合はこちら

最新版の(一番上)のJDK(画像赤枠部分)のダウンロードクリックし「msi」でダウンロードします。

※注意:最新版のJDKでも特定の文字コードが使えなかったり、文字化けが発生する場合があります。その場合は古いバージョンのJDKをダウンロードすることをおすすめします。


ダウンロードが完了したらファイルをクリックします。すると下記の画面が表示されるので、Nextをクリックします。


次にこちらの画面が表示されたらInstallをクリックします。


最後にFinishをクリックします。これでインストール完了です。


 

環境変数にJAVA_HOMEを設定する

スタートメニュー→検索ウィンドウに "環境変数" を入力し、「システム環境変数の編集」を選択します。


「環境変数(N)...」をクリックします。


「新規(W)...」をクリックします。


変数名:JAVA_HOME

変数値:s

を入力します。


追加されていることを確認して「OK」をクリックします。


インストールが完了したら次はデータローダー本体のインストールをします。

まずは、現在使用されている環境にログインしてください。

ログインが完了したら[右上の歯車マークから設定を開き]→[クイック検索]→[クイック検索欄にデータローダーと入力]→[データローダークリック]

最後にダウンロードをクリックします。

データローダーをダウンロードしたら、指定の場所にダウンロードされたzipファイルを解凍→[install.bat]をクリック→コマンドプロンプトを立ち上げます。

※データローダーのインストールはシステム管理者以外の方は行えません。


[install.bat]をクリックすると、コマンドプロンプトで下記の画面が立ち上がります。


見やすいように画面を分けて撮影しましたが、立ち上げた段階で順に[Yes/No]の選択肢が計3回表示されます。

1.インストール場所は問題ないか。

2.デスクトップにショートカットを作成するか。

3.スタートメニューにショートカットを作成するか。

基本的にはすべてYesで問題ないと思います。

 

お疲れ様でした。これでデータローダーインストールは完了です。

最後にデータローダーインストールの際に出る可能性のあるエラーと解決策をご紹介します。


1.データローダーのインストールで最新バージョンの時コマンドプロンプトが立ち上がらない

先程紹介したデータローダーのインストールができるのは最新バージョンのみです。筆者もインストール中になりましたが、最新バージョンの場合コマンドプロンプトが立ち上がらないことがあります。

Salesforce社は常に最新バージョンのインストールをオススメしていますが、起動しない場合はこちらから1つずつ過去のバージョンをダウンロードしてみてください。


2.データローダーのショートカットが作成されない

データローダーのショートカットが作成されない場合や作成されてもクリックすると削除されることがありました。

解決策

1.データローダーをダウンロードした場所フォルダーの中のdateloader.Ver○○の中のdataloader.batを右クリック。

2.ショートカットを作成します。

3.ショートカットをデスクトップに配置。

私の場合は上記を行い問題なく立ち上がりました。アイコンの変更をしたい方は同ファイルにアイコン画像が入っているのでそちらで変更可能です。


ここまでご覧いただきありがとうございました。次回はMacOS版のインストール方法をご紹介しようと思います。








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