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【後編】IT未経験からSalesforceエンジニアへーDX人材育成プログラム『Pathfinder』体験記

  • 執筆者の写真: 岡本 恵子
    岡本 恵子
  • 9月16日
  • 読了時間: 6分

更新日:9月19日

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こんにちは。ネクスト・アイの岡本です。

前回は、SalesforceのDX人材育成プログラム「Pathfinder」第5期に参加した経緯からPhase1体験談についてご紹介しました。

今回は、試験対策の具体的な方法や、Phase 2での実践的な総合演習、そしてキャリアサポートを活用して転職を実現するまでのプロセスについて詳しくご紹介したいと思います。


これからリスキリングを始めようとしている方、Salesforceを活かして新たなキャリアを目指したい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

1.試験対策

2.認定アドミニストレーター試験

3.Phase 2 総合演習

4.キャリアサポート

試験対策


認定アドミニストレーター試験までに私が取り組んだ試験対策は3つです。


①試験対策の講義(ポイントスタディ)に参加する

②Trailheadの公式試験対策モジュールに取り組む

過去問を解く


①についてはPhase1の講義日程に組み込まれています。他の講義と違って録画がされない為、リアルタイムでの参加が推奨されていました。試験によく出る箇所を重点的にわかりやすく説明してくれるので、効率よく復習することができました。


②Trailheadには試験対策用に構成されたモジュールやTrailmixが用意されています。それらを活用することで、より理解を深めることができました。


③過去問については公式から出ているものがない為、どの過去問に取り組むか迷うところでしたが、学活のクラス担任の方のアドバイスもあり、下記3つのサイトを繰り返し勉強しました。同じ問題でもサイトにより回答が異なることもあり、どの回答が合っているのか精査が必要になりますが、過去問は問題に慣れるという意味でも本当におすすめです。


【取り組んだ過去問】

・Qiita Salesforce認定アドミニストレーター公式模擬問題を私なりに翻訳&解説してみた

・Adminだってできるもん

・Salesforce ADM-201-JPN試験問題集


認定アドミニストレーター試験


【試験概要】

試験時間:105分

・問題数:60問

・合格ライン:65%以上の正答率

・出題形式:選択問題


認定アドミニストレーター試験ではオンライン受験かオンサイト受験が選択できます。オンラインのほうがスケジュールの柔軟性が高く移動が不要で便利なのですが、カメラやネット環境を整える必要があり、技術トラブルがあると試験が中断されるリスクがあるとのことで、私はオンサイトでの受験を選択しました。

オンラインではメモや筆記用具の使用は不可ですが、オンサイトでは用紙とえんぴつが貸出されるので、書いて整理しながら考えたい方にはオンサイトがおすすめです。


当初、試験時間が足りなかった時のことを心配していましたが、実際に試験を受けてみると、全問を解き終えても1時間近く時間に余裕があったので5回ほど見直してから提出しました。

他の受講生の方の感想も大体同じで、時間には十分過ぎるほど余裕があるので、これから受験される方はその点は安心していただいて大丈夫かと思います。


試験問題のうち、約7割ほどが過去問や練習問題で触れていた内容だったように感じました。繰り返し過去問に取り組んでいた為、初見の問題が少なく、安心して試験を受けることができました。


Phase 2 総合演習


Phase 2はデロイトトーマツ社主催の総合演習で、架空の企業が抱える業務課題を題材に要件定義から設計、開発、テストを行い、最後に成果発表という内容で進められました。


開発プロセスを学ぶ講義では、システム開発の目的とライフサイクル、要件定義~テストまでの一連のプロセスの概要、開発手法の種類、テストの必要性について学びました。

また、課題対応方針書や機能要件一覧などの成果物の作成方法も詳しくレクチャーしていただきました。

Phase 1と同様に、週2回(必須・推奨)講義があり、そこで学んだ内容を基に次回の講義までに自分で作業を進めるのですが、課題抽出や要件定義が難しく、かなり苦戦しました。


開発フェーズでは自分で作成した成果物を基に開発を進めるか、運営側が用意した回答例を基に開発を進めるかが選択できました。

開発では実際にSalesforceの環境を構築していくのですが、かなり自由度が高く、楽しく開発を進めることができました。


成果発表では、お客様の業務課題と、それに対してどのような方法で解決策を提供するかを、画面共有でデモを見せながらプレゼンしました。

運営の方を前にした発表は緊張感がありましたが、しっかりとフィードバックをいただくことができ、非常に良い経験になりました。


キャリアサポート


Pathfinderではキャリアサポートまでがプログラムに含まれています。私もこのキャリアサポートを使って転職活動を行いました。


Phase 2終了後、希望者はSalesforceに特化した転職エージェントに登録することができます。5期では転職希望者向けに講義とは別で事前に転職エージェント3社の紹介がありました。

転職エージェントに登録後は、キャリアコンサルタントの方から連絡をいただき、メールと2回の面談を通じて、キャリアの棚卸し、新たな強みの発見、書類の添削、志望動機・自己PRの作成支援まで、転職活動全般に渡るサポートをしていただきました。


Phase 2終了から間もなく、12月中旬には転職希望者にとって最大のイベントとなる賛同パートナー企業とのミートアップが東京の秋葉原で開催され、私も参加しました

イベントでは企業ごとにブースが分かれており、興味のある企業へ受講生が訪問して話を伺う形式で進み、8社のお話を伺うことができました。

効率的に回れるように予め話を聞きたい企業をリストアップして臨んだのですが、思っている以上に時間が過ぎるのが早く、あっという間の4時間でした。


ミートアップ終了の翌日から応募が可能で、できるだけ早く応募することを事務局の方からも推奨されていたので、お話を伺った企業を中心に応募し、そして現在ご縁がありネクスト・アイで働いています。

同期に介護職から転職したPathfinder5期生がいることもあり、IT未経験からの転職でしたがすごく心強かったです。

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まとめ


今回は、【前編】に引き続きSalesforceのDX人材育成プログラム「Pathfinder」第5期に参加した体験を基に試験対策からキャリアサポートまでのプロセスをご紹介しました。

プログラム開始当初は講義についていくのも大変で、本当にIT未経験から転職できるのか不安になることも多々ありました。今でも自分がIT業界で働いていることが信じられないくらいですが、一歩踏み出してみて本当に良かったと感じています。

Pathfinderに飛び込んだ一歩が、自分の可能性を広げてくれたように、今後も挑戦を重ねながら、キャリアとスキルを磨いていきたいと思います。


最後までご愛読いただきありがとうございました。





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